税務調査の真実

税務調査は提出した申告書類が税法の規定に従って正しく作成されているかを調査するものです。したがって、税法の規定に従っているかどうかが最大の焦点ではあるのですが、税法の規定とは世の中で起きるすべての森羅万象について詳しく規定されているわけではありません。したがって、その税法の規定の解釈と実際の取引の因果関係については当然解釈の余地が存在します。そこで、必要となってくるのが交渉力です。税務署の調査官は、税法の規定にしたがって、税金が増えるように増えるように話をもっていこうとしますので、おとなしくふんふんと話を聞いているとどんどん税金が増える方向に話が進んでいってしまいます。そこで、その解釈は当てはまらないんじゃないですかと税金が増えない方に話をもっていこうとするわけです。こういった状況ですから、交渉に対応する税理士によっては異なる結果が出ることも考えられるわけです。